第178話 経営理論で経営やコンサルティングができるほど世の中甘くない



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 中小企業診断士の方は難しい経営理論を勉強していますので、さぞや立派なコンサルタントだろうと思うのですが、そうとも言えない場合もあるようです。

 ある中小企業の社長がこんな愚痴をこぼしていました。

「県から派遣されたコンサルタント先生や、公的機関でコンサルタントと名乗る人に経営相談したら、むずかしい理論ばっかりだもんなあ」
「こっちが知りたいのは、実際どうすればできるかなんだよねー」

 どうやらこの社長が相談したのは中小企業診断士だったようです。すべての診断士の方がそうだと言ってはいませんが、中には理論で煙に巻いてしまう診断士もいるようです。

 何も診断士ばかりではなく、理論好きなコンサルタントは机上で理論のみを教えて「一丁上がり!」のようなことを思っている人もいるようです。

 実際のコンサルティングのやり方はコンサルタントによってさまざまでしょうが、当社ではかなり泥臭いコンサルティングを行います。

 時には、お客様が理解できていないとか、課題ができていない場合は時間延長に次ぐ延長で、1日7時間のコンサルティングもしたことがあります。2日間連続で合計13時間の長丁場でした。

 お互い納得のいくまで議論したり、課題の取り組みについて進捗を確認したりしていました。世間の皆さんがイメージするスーパーコンサルタントのように、さっそうと現れて、理論でさっそうと問題解決なんて当社にはできません。

 地べたを這いつくばうような、お客様と根競べするようなコンサルティングです。実際、「先生この辺で終わりにしましょう」と、お客様が音を上げたこともあります。

 それくらいお客様の成功を願っているのですが、お客様にとっては返って迷惑だったかもしれません。

 しかし、それができたのも当社に実務経験があったからだと自負しています。お客様に問題解決したいという思いがあり、その方法についてお互いに腹を割って議論していました。

 そこで理論を展開していたらコンサルティングはさっさと終わっていましたし、信頼関係は生まれなかったはずです。いかに実務経験が大切かということです。

 しかし、理論が役に立たないということでもありません。使い方によります。

 どう使うかというと、自分の経験を理論で検証することです。理論は原理原則を含んでいますので、それができるというわけです。

 実際のコンサルティングの場で経営理論を持ち出すことはありませんが、そのような場合に役立つことは確かです。

 経営者の方の中には、そのような理論を全く理解していなくても立派に経営をしている方もいます。理論で経営できるなら、ビジネススクールの講師や大学教授は立派な経営者になれるはずです。しかし、そういう方はあまり見かけません。したがって、理論と経営とはどうやら違うようです。

 経営もコンサルティングも、理論だけではうまく行きません。理論はあくまでも補助的な使い方がベストです。最も大事なことは、いろいろやってみて、その中から成功するものを見つけるということです。要するに、実務経験が大切だということです。

 実務経験を理論で裏付ける。こんなことができれば鬼に金棒でしょう。

 会社を経営するのは誰でもできることではありません。さまざまな難題や苦労が待ち受けています。それに耐えうるだけの知力と気力があるものだけが経営者になれるのです。

 そのときに、理論が役に立つはずです。理論に裏打ちされた経験。これによってあなたは立派な経営者になれるでしょう。

 当社は、コンサルティングの実務と理論を併せ持ってお客様を成功に導きます。


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