第342話 投資の時代

●最新セミナー情報●
「たった2坪でもできる、儲かる商談型ショールーム戦略」セミナー 好評受付中です。
新しいセミナーのカタチ「オンデマンドセミナー」は、いつでもどこでも参加できて好評です。
詳しくはセミナー情報をご覧ください。
●書籍のご案内●
「商流をつくって半自動的に儲かり続ける 業種×業態別 ショールーム営業戦略」
「中小企業のための2坪からでもできる『商談型ショールーム』で爆発的に営業力を上げる法」
好評発売中です。詳しくは書籍のご案内をご覧ください。
世の中は円安とインフレです。何もかもが値上がりして、家計が苦しいという方もいるでしょう。確かに、値上がりは嫌なものです。その分、余計にお金が出ていくわけですから。
しかし、考えようによっては、庶民にとって悪くはない経済情勢とも言えます。その理由は…
1、インフレは経済が成長している証である
2、インフレは貨幣価値が減少している状態である
1は、なんとなく肌感覚で理解できるでしょう。モノやサービスの価格が上がるのですから、名目GDPも上がるに決まっています。企業業績や株価は名目値です。
2は、貨幣価値が減少しているのがなぜいいのか?という疑問があります。これは借入金(例えば住宅ローン)がある人にとって都合がいいということです。借入金の額は一定と仮定して、貨幣価値が下がれば、少ないお金で返済ができるという理屈です。ただ、世の中、そう単純にはいきませんが…。
もちろん、インフレにも「良いインフレ」と「悪いインフレ」があります。良いインフレとは、需要が供給を上回るため商品の価格が上がり、それにより企業の収益も上がります。その結果、従業員の給料が上がり、消費が活発になることを言います。
一方、悪いインフレとは、需要は増えないが原材料価格の上昇により商品価格が上がり、そのため従業員の給料が増えません。結果として消費が盛り上がらない、いわゆるスタグフレーションの状態を指します。
現在、円安により原材料価格が上昇していますので、悪いインフレにならないように監視しなければなりません。そのためにも、企業には賃上げを実施してもらいたいものです。
さて、インフレで企業業績は好調です。前段でお話ししたように、企業業績は名目値だからです。企業業績が好調ならば投資もしやすいでしょうし、それによってさらに業績が良くなれば株価も上がります。
中小企業の多くは上場していないと思いますので、ここでは株価ではなく、企業の成長に必要な投資について考えてみたいと思います。
投資というと、機械や設備、または人とイメージされる方が多いと思います。これらは重要な投資です。
例えば、ショールームに投資する方もいるでしょう。広くて立派なショールームを作りたいと願う経営者の方をたくさん見てきました。もちろん、資金が潤沢にあり、使い道に困っている方なら、そのようなショールームを作ることに異論はありません。
しかし、多くの中小企業は、経営資源、特に人とお金に苦労しています。最近では大企業でも人の採用に苦労をしているのですから、中小企業ではなおさらです。そんな中で、お金がかかる広くて立派なショールームを作って本当にいいものでしょうか?
当社は、企業規模に応じた、実質的なショールームを作るべきだと考えています。なぜなら、中小企業が広くて立派なショールームを作って失敗した例をたくさん見てきたからです。
「中小企業がショールームを作っても成功しない」
これは、数十年前から言われている真実です。その真実の原因は何なのか? その答えは、中小企業のショールーム戦略にあります。
多くの中小企業経営者の方は、ショールームという「装置」を使いこなせていません。セミナーやコンサルティングで、それなりに儲かっている経営者の方にお会いします。しかし、ショールームを使いこなしているかと言えば、そうではないというほかありません。
それでは、何がそうさせているのか?です。実は「導線」ができていないのです。そう、見込客開拓から契約までの導線です。
導線ができていないため、イベントを開催しても、何かふわっと始まってふわっと終わってしまいます。イベントを開催すること自体が目的になってしまい、本当の目的が意識されないままです。
こうなってしまうと、なぜイベントが成功したのか、なぜうまくいかなかったのかの検証もされません。要するに、イベント前とイベント後の、プロセスの検証をしていないということです。これではショールームを使いこなすことはできません。
「ショールームを作ってみたい」とか「ショールームがあった方がいいだろう」と考える経営者の方は大勢います。この様な方々は、ショールームを「どう作るか」に腐心しますが「どう使うか」には関心がありません。
一応、考えてみることはしますが、導線の概念がありませんので、時間がたつにつれてショールームは単なる装置に成り下がります。
ショールームを作ることは投資です。ショールームという装置にお金を投じるのです。それ自体は悪いことではありませんが、それよりももっと大切な導線作りにお金をかけるべきです。ショールームという装置を生かすも殺すも、使い方次第です。
あなたはショールームをうまく使えていますか?



