第368話 AIは脅威?コンサルタントは大丈夫か



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 最近はAIの発展がすさまじく、AIに仕事を奪われる危機感があって、職人仕事に人気があるようです。いわゆるブルーワーカーという人たちで、例えばアメリカでは電気工事の職人に人気があるそうです。

 また、AIに人類が滅ぼされるかもしれないといった危機感もあるようで、開発を規制する動きも出ているようです。まさに映画ターミネーターの世界が現実に起きるかもしれません。

「先生、先生のようなコンサルタントは、AIに仕事を奪われるようなことはないですか?」

 当社クライアントの社長の言葉です。世の中の多くの事務的な仕事がAIに置き換わるなんて言われていますので、コンサルタントのような仕事も危ないのではないかと思われたのでしょう。

 確かに、事務仕事を行うようなコンサルタントは、そう言えるかもしれません(ただし、そのような人をコンサルタントと呼ぶのはおかしいと思っていますが)。例えば、書類作成や手続きの代行、経理業務の指導などです。

 本来なら、AIに仕事を奪われるというよりも、AIによって作業が置き換わるといった方がいいでしょう。したがって、事務作業を得意としている人たちにとっては、他人ごとではないかもしれません。

 さて、我々のような「ダイナミックコンサルタント」はどうかというと、たぶんですが、AIに置き換わることはないと考えています。

 というのも、我々の場合は、クライアントの社長との接触を通じて、ご指導するスタンスであり、社長の考え方を理解したうえでアドバイスをするからです。

 一方、AIが得意としているのは事務系、データ処理系の仕事です。例えば、データ入力、経理処理、検査、文章作成などです。これらの作業は、いずれAIに置き換わっていくと考えられます。

「そんなこと分かっとるわい!」とおっしゃる向きほど、AIに取って代わられることを戦々恐々としています。そういうことに縁のない方は、それほど知る必要がありませんので、余裕しゃくしゃく?でしょう。

 当社の場合は、机上でノウハウをお伝えしたりアドバイスをしたりするだけのコンサルティングではありません。クライアントの方にはコンサルティングの期間中に、実際にショールームイベントや展示会を実践していただいています。

 見込み客開拓から契約までの「導線」を設計し、その導線の方向が正しいかを、イベントや展示会を通じて検証していただきます。そのイベントの作業にかかわることで、組織にチームワークが醸成するようにしていきます。

 これらのコンサルティングがAIにできるかと言えば「NO」でしょう。AIが得意とする分野ではないからです。

 AIに取って代わられることはないからといって、決して傲慢になったり手を抜いたりすることはありません。なぜなら、クライアントの価値観を尊重しないコンサルティングになってしまえば、AIではなく、ほかのコンサルタントに取って代わられてしまうからです。したがって、常に緊張感をもってクライアントと接しています。

「机上の空論」という言葉があります。いくら理論的に立派でも、実践できなければ何の役にも立たないといった意味です。世の中には、この「机上の空論」が多く存在しています。

 頭脳優秀なコンサルタントが、いくら頑張って論じても、クライアントの社員がそれを実践できなければ「絵に描いた餅」、すなわち机上の空論です。そういうコンサルタントもいますので、ご注意ください。

 社長はどうでしょう。社長がそのような机上の空論を述べることはないですが、よくあるのが「丸投げ」です。

 社員に対して「売り上げを上げろ!」と指示はしますが、「どうやって?」は言わぬままです。聞かれれば「自分で考えろ!」です。「それがお前の仕事だ!」と言われてしまえばそれまでですので、社員は黙ってしまいます。

 もしくは抽象的な指示を出しておいて、結果が出なければ「社員が動かない…」と嘆きます。中小企業経営者のあるあるです。

 社長が事細かく指示を出す必要はありませんが「誰に」「何を」「どうやって」の概略は社員に指示しなければなりません。それでも「いちいち」になりますので、その場合は「導線」を設計することです。そうすれば、社員はその導線通りに動きますし、社長は導線の管理をすればいいことになります。

 導線設計は、クライアント企業の実情に合わせて設計しますので、AIにとっては不得意分野です。したがってAIに取って代わられることはないと考えています。皆さんはいかがですか? 社長業がAIに取って代わられたらシャレになりませんね。

 

 


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