第276話 ショールームを活用して大儲けするための必要条件



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「先生の本を読ませていただきましたが、ウチのことを書いたんじゃないでしょうね?」

 こう話すのは、年末ぎりぎりになって出張セミナーをご依頼になった、ある製造業の社長です。

「まさか!初めてお会いする社長のことを、すでに発刊済みの本に書けるわけがありませんよ」

 当たり前です。まだ一度も会ったことのない人や会社のことを、本に書けるわけがありません。空想で書くということもできなくはないですが、それであっても同じような経験がなければ書けませんし、そのような内容では読んでいてもリアリティーに欠けてしまいます。したがって「本に書いたのは社長のことではありませんよ」ということになります。

 しかしなぜ、他人のことが自分のことだと思えるのでしょうか?

 その答えは「世の中のショールームを持つ多くの経営者が同じ問題や悩みを抱えているから」ということになります。

 本に書いてあることは何も特殊なことではなく、ごく一般にあり得る問題です。そして多くの経営者がそれに悩んでいるということです。したがって、本を読んだ経営者の方は「ウチのことが書いてあるんじゃないか?」と思うわけです。

 その問題と悩みとは何か。

 その問題とは「ショールームが活用できない」というものであり、その悩みとは「効率的な活用方法が分からないため儲からない」というものです。

「ショールームをうまく活用すれば、もっと売り上げも利益も上がるはずなのに、その活用方法が分からずに現状に甘んじている。何とか効率的に活用する方法はないか?」

 これが多くの経営者の問題であり悩みです。いろいろな表現方法はありますが、要約すれば、このような表現になります。

 それではなぜ、ショールームをうまく活用できないのでしょうか。

 第一の原因は、本当に「ハコ」「モノ」のショールームが必要ではないのに作ってしまったというものです。社長のあこがれとか妄想、道楽で作ったということです。

 違った見方をすれば「ショールームがなければビジネスにならない人が作ったなら、うまく活用できる」ということです。要するに、本気度が違う、腹が据わっているということです。

「中小企業がショールームを作っても成功しない」と言われています。これは正しいです。ただし「あこがれや妄想、道楽で作ったなら」という条件付きです。

 逆の見方をすれば、たとえ中小企業でも本気で作ったなら、腹を据えて作ったなら、活用できるということです。必要に迫られているかどうか、なのです。

 読者の方でテクニックとかやり方を期待した方には申し訳ありませんが、根本的な原因を考えたとき、この精神論的な答えに行きつきます。

 ヤル気とか根性とかは好きではありませんが、ビジネスに大きく影響するのは、この精神的な部分です。たとえテクニックが優れていても、具体的な方法が分かっていても、実際に行動に移すことができなければ目標は達成できません。

 その過程には、でこぼこ道もあるでしょうし、何か大きな障害物があるかもしれません。悪くすると脱落してしまうかもしれません。しかし、そのリスクを背負ってチャレンジする勇気と覚悟がなければ、行動に移すことはできないのです。

 当社のセミナーやコンサルティングにお越しになる方には「テクニックとかやり方ではないですよ。メンタル強くないとできないですよ」と申し上げています。

 テクニックとかやり方は、実際にコンサルティングを受けて実行していくうちに身についていくものです。そして、クライアントそれぞれのやり方がありますので、それを尊重します。

 しかし、リスクを取ってチャレンジする勇気と覚悟は成功するための必要条件であり、欠かすことのできない要素です。その勇気と覚悟がなければ「ショールームを活用して儲けることはできませんよ」と言っているのです。

 何も難しい理論でも理屈でもありません。勇気を出してチャレンジするだけのことです。チャレンジした者だけが栄光を手にできるのです。これはビジネスだけでなく、人生の原理原則でもあります。

「中小企業がショールームを作っても成功しない」

 これはリスクを取ってチャレンジする勇気と覚悟がない経営者に贈る言葉であり、勇気と覚悟がある経営者にとっては「寝言」のような言葉です。

 いかがですか。あなたには、その勇気と覚悟はありますか?「ショールームが活用できない。儲からない」と嘆いているままでいいですか?

 


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