第282話 コンサルティングの費用対効果をどう考えるか?

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「先生、コンサルティングはとてもいいと思うんですが、気になるのは費用対効果なんです」
このように話すのは、セミナー後に無料30分個別相談を承ったときの参加者の方の質問です。
公開セミナーでは、先着1名様に無料で個別相談を承っています。全員の方から相談を受けたいのは山々ですが、お待ちいただく時間もありますし、やむなく先着1名様と決めています。
冒頭の場合は、質問というより「懸念」とか「不安」といったほうがいいでしょう。この方が言うには「安くはない?お金を払ってコンサルティングを受けて、それでどこまで成果が出るのか、どのように売り上げが伸びるのか」。そこが分からないから質問されているのでしょう。
実はこの手の質問は、表現の仕方は違えども、多くのセミナー参加者の方から寄せられます。それだけ気になっている経営者の方が多いということです。
ビジネスですから費用対効果を考えるのは当然です。費用対効果が高ければ実施するし、低ければ実施を見送るということになります。しかし、それはあくまでも実施前の試算であって、実際にそうなるかどうかは分かりません。
そもそも世の中、試算通りに動くことはまずありません。予想外のことが起きるのが世の中であるし、ビジネスの面白いところです。
仮に世の中が全て試算通りに動くとすれば、倒産する会社はなくなるし、成功する会社ばかりと言えます。そんなことはあり得ないわけですので、先ずはやってみる、チャレンジしてみることが大切です。
逆に言えば、冒頭の社長はやらない理由を自分で探しているようなものです。やってみたいけど失敗するのが怖いので、やらない理由を一生懸命探した。探しても見つからなかったから、恐る恐る質問してみた。こんなことで冒頭の質問になったものと考えられます。
しかし、そもそもチャレンジする勇気も覚悟もなければ、事業を起こさない方がいいわけです。起業する前は「事業を起こして一儲けしよう」とか「会社を大きくして有名経営者になろう」などと野心があったはずです。
ところが実際に事業を始めてみると「失敗する恐怖」が心を支配するようになります。失敗しないためには、どうすべきか考えるようになります。こうなったらチャレンジできません。チャレンジできなければチャンスもやってきません。そうして「普通以下」の経営者に成り下がるのです。
もう一つ。コンサルティングを「費用」と考えている時点でアウトです。コンサルティングにお金を払うのは「投資」です。
費用と考えた時点でケチりだします。費用は削減するものだからです。ところが投資と考える人は、コンサルティングが高いか安いかを考えません。投資した金額を回収しようと考えるからです。「これだけ投資して、これをどうやって回収して、どうやってそれ以上の利益を得ようか」と考えます。
売上が1億円上がって粗利率が35%なら、粗利額は3500万円。それならコンサル料を払っても十分すぎるほどおつりがくる。しかも、それが何年も効果を発揮するなら、コンサル料なんて取るに足らない金額だ。このように考えます。要するに、削減思考か増幅思考かの違いです。
また、そもそもコンサルティングには相場がありません。あるとすれば、中小企業診断士がやっている勉強型のコンサルティングか、大手コンサルファームがやっているベンチマーク型のコンサルティングぐらいでしょう。
なぜ相場があるかと言えば、それは作業賃だからです。作業であれば、その対価に標準があってもおかしくありません。
ビジネス成功の原動力は第一に「欲望」です。そして「面白さ」であり「楽しさ」であり「納得感」です。
失敗したくないとか、安全第一とか、人のやっていることをマネしてパクってやってみようとか、そんなことを考えている方は、今すぐ事業をたたんでサラリーマンに戻ったほうがいいでしょう。そんな方に事業をやる資格はありません。
事業を大きくしたいなら、チャレンジする勇気と覚悟を持ってください。成功したいなら、強い気持ちを持ってください。決してテクニックとかやり方ではありません。根性とか精神論は好きではありませんが、実際に成功しているクライアントは、そのあたりの精神的な強さがあることは事実です。
コンサルティングを受けて成功するかな、失敗したらもったいないな、などと考えている方は、コンサルティングを依頼しないでください。依頼を受けてもお断りです。どうせ失敗するに違いないからです。
コンサルティングに特別な能力や難しい技術は必要ありません。必要なのはあきらめない気持ちだけです。当社のクライアントで成功している方は、あきらめなかった方ばかりです。
どうか、あなたも強い気持ちを持ってください。あきらめなければ何とかなります。困ったとき、どうすれば良く分からないときはプロにご相談ください。当社は「伴走型コンサルティング」で皆さんに寄り添います。