第317話 リスクを取らない投資のやり方



最新セミナー情報
「たった2坪でもできる、儲かる商談型ショールーム戦略」セミナー 好評受付中です。
新しいセミナーのカタチ「オンデマンドセミナー」は、いつでもどこでも参加できて好評です。
詳しくはセミナー情報をご覧ください。 


書籍のご案内
「商流をつくって半自動的に儲かり続ける 業種×業態別 ショールーム営業戦略」
「中小企業のための2坪からでもできる『商談型ショールーム』で爆発的に営業力を上げる法」
好評発売中です。詳しくは書籍のご案内をご覧ください。


  

「僕はリスクを取らないで投資をしています」

 先日、YouTubeのある番組を視聴していたら、このように話す個人投資家の方がいました。この方は株式投資をして大儲けしているそうです。その投資方法について、司会者の方から尋ねられたときの答えです。

 株式投資というと、リスクを取って投資をするというのが一般的なイメージです。これだと見込んだ銘柄を買い、値上がりするのをじっと待っている。

 決算発表で、市場の予想よりも業績が良ければ大きく値上がりしますので、利益確定売りを出せます。しかし、もし予想より悪ければ大きく値下がりしてしまいます。そうなったら売るに売れずに塩漬けにするか、そうでなければ「損切り」して手じまいするかのどちらかになります。

 そういう意味では、株式投資はリスクがあると言えます。ところが冒頭の個人投資家はリスクを取らずに投資をしているというのです(リスクというと、多くの場合「危険」というような意味でとらえることがありますが、本来は「望ましくない結果が生じる可能性」という意味です)。

 冒頭の個人投資家が、どうやってリスクを取らずに株式投資をしているのか? 例えば、株価が下降トレンドに入って買値よりも10%値下がりしたら、すぐに損切りするというマイルールを持っていることだそうです。

 これによって損失を最小限に抑え、手持ちの資金を大きく減らさずに済むため、新たなチャレンジ(投資)ができるという理屈です。株式投資で儲けるには、この「損切り」ができるか否かにかかっている、という専門家もいるくらいです。この手法は非常に合理的です。

 しかし、残念ながら誰にでもできることではありません。なぜなら人間は損をしたくないという心理が働くため、損を確定する損切りができないのです。簡単なようで非常に難しい手法です。

 さて、投資というと、経営者の皆さんは機械や設備、人材などを思い浮かべるでしょう。 もちろん、一般的にはそれらが投資対象になりますが、ほかには「ノウハウ」も重要な投資対象になります。

 ノウハウというと、形がありませんので「投資」ではなく「費用」と考える方がいます。しかし、これは明らかに間違いです。ノウハウは投資の対象です。

 ノウハウを費用と考えた場合、費用は削減の対象ですのでチマチマしだします。費用をなるべく抑えてノウハウを得ようとします。そうすると表面的なノウハウしか得られず、チャレンジをしても失敗に終わります。

 一方、投資と考えた場合、投資した資金の回収を考えます。何とか頑張って、投資した資金以上を回収しようとします。これは投資した金額が大きければ大きいほど強く考えるようになります。当たり前です、投資資金を失いたくないですし、それによって儲けようとしているのですから。

 自社自身でノウハウを得るには、長い時間と大きなお金が必要になります。しかも、目指すノウハウが本当に手に入れられるかは分かりません。自分自身でノウハウを手に入れるのはリスクがあるのです。

 ところが、実は、ノウハウは買うことができます。専門のコンサルタントからノウハウを買うのです。ノウハウを買ってしまえば、短い時間で、しかも安いお金で手に入れることができます。言い替えると「時間を買う」ことになります。

 ビジネスで最も大切なものは「時間」です。時間はお金では買えないからです(「愛情や友情だってお金で買えないぞ」という方がいますが、それとはちょっと話が違うわけで…)。  

 しかし、時間を買う方法が一つだけあります。それはノウハウを買うことです。ノウハウを買って短時間でチャレンジを繰り返すことができれば、それによるノウハウも蓄積していきます。ノウハウが複利で増えていくイメージです。

 ただし、これにもリスクがあります。せっかくノウハウに投資をしても、身につかないというリスクです。これは、ノウハウを提供するコンサルタントに問題がある場合もありますが、クライアントの受け入れ態勢の不備によるものもあるのです。

 このリスクを低減させる方法があります。一つは、独自性、専門性、客観性を持ったコンサルタントに依頼することです(独自性、専門性、客観性については第298話第299話第300話を参考にしてください)。

 二つ目は、コンサルティングに入る前に個別相談で、どんな準備をすればいいかを指示してもらい実行しておくことです。これによって投資のリスクを低く抑えることができます。

 ノウハウを買うことは投資です。ノウハウを買うことは時間を買うことになります。時間を短縮してノウハウを実行すれば、複利でノウハウが増えます。ノウハウは買うのがベストです。

 あなたは、どんな方法でノウハウを得ていますか?

 


経営者必読!
ショールーム営業の着眼点
無料メールマガジン登録
今週のコラム、各種案内、更新情報をお届けしています。是非ご登録ください。
登録いただいた方には、当社のオンラインセミナーの冒頭部分約12分をプレゼントします。

2021年12月発刊
2024年12月発刊

 

Follow me!