第308話 少子化対策と見守りサービスの関係性



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 最近、親交のあるコンサルタント仲間と「少子化対策」について話す機会がありました。暑気払いを兼ねて一杯やりながら、普段思うことを忌憚なく話す中での話題です。

 我々コンサルタントからすれば、少子化対策は少々大きなテーマではあります。しかし、全く無関係でもありませんので、そこはアルコールの力もあって、かなり白熱した話の展開となりました。

 この方の持論によると、日本の、最大で喫緊の課題は「少子化対策」であると。言い替えれば、人口減少が問題であるとのことです。

 もちろん政治家や専門家なども、そこのところは理解しているでしょう。したがって様々な支援策はあるものの、一部自治体を除いてなかなか効果を発揮するまでに至っていません。

 少子化対策の一手は、出産一時金を引き上げるとか、幼稚園等の利用料を無償化するとか、結婚支援として補助金を支給するとか、です。要するに「対症療法」だということです。そうではなく、この方の持論は「根本療法」が必要だというのです。

 先ず、社会全体として、安心して子供を産み育てられる仕組みを作ることが必要である。子供をほったらかしにせず、必ず家の誰かが面倒を見ている状況を創り出すことが重要である。その基本的なしくみは、こうです。

 おじいちゃん&おばあちゃんが孫の面倒を見るのであれば、子供が放ったらかしにならないし、互いに家族の愛情の受け渡しができる。そのため子供は不登校とか非行に走ることはなくなるだろう。そのような世帯に対しては、世帯の社会保障費を無料にする。そうすれば、母親は経済的に安心して子供を産むことができ、しかも社会復帰もできる。

というもの。非常に簡単に記すと、このような理屈です。

 各論や制度設計は、役人とか専門家に任せるとして、こういった社会的な問題に真摯に考えることは、自分のコンサルティングの専門外ですが、とても重要だと感じます。

 この方の理屈は、世の中が便利になり、個人が尊重され、核家族化が進んだ時代において、もう一度大家族化を目指すような話ですが、完全に的外れだとは思えません。人口減少は、すべてのビジネスに大きな影響を与えるからです。

 これと似たような話をします。以前は地域に「子供会」といった組織がありました。しかし、だんだんと少なくなってきているようです。子供が子供会に入ると、親がいろいろな行事に参加しなくてはならなくなり、それが煩わしいと感じるからでしょう。

 しかし、子供を地域全体で見守るという意味において、子供会は素晴らしい仕組みだと言えます。最近では、隣の家の子供ですら顔を見たことがないという時代です。そんな中、大人が子供を優しく見守ることができ、時には他人の子供であっても叱ることができる、そんな組織は子供会以外にはないでしょう。

 そんな事を考えると、前出のコンサルタントの理屈は「見守る」ということにおいて、子供にとって非常に有益なしくみだと言えます。

 翻ってコンサルタントです。コンサルタントはクライアントにノウハウを教えたり、決断や行動を促したり、伴走したりと、さまざまにクライアントと向き合ってコンサルティングを行います。しかし、忘れてはいけない重要な役割がもう一つあります。それは「見守りサービス」です。

 見守りサービスとは、コンサルティング契約期間中は何度でも、電話、メール、ZOOMなどで相談していただけるサービスです。

 基本的には毎月1回面談でコンサルティングを行いますが、それだけではなく、契約期間中であればショールーム営業はもちろん、それ以外の相談や質問にもお答えしています。緊急事態であれば、スケジュールに関係なく訪問をすることさえあります。それは、当社の持つノウハウ以上のコンテンツを提供しようとする考えからです。

 クライアント(特に若い後継者の方)は、普段の経営に加えてショールーム営業のコンサルティングを受けることになりますので、非常に重荷になる場合があります。そんな時に、ふと気が抜けて、気持ちが漂流してしまうこともあります。これを防止するために見守りサービスを行っています。

 コンサルティングとは、知識や理屈を教えて「ハイ、終わり」というものではありません。クライアントがコンサルティングを通じて成長しているか、夢や成功に向かって導線を歩んでいるか、あきらめない気持ちを持ち続けているか、そんな視点で見守ってもいるのです。

 クライアントの成功は当社の成功であり、当社の喜びはクライアントが喜ぶ姿を見ることです。これは決して、きれいごとを言っているのではありません。その覚悟がなければ、まともなコンサルティングはできないと、当社は考えています。

 見守りサービスは、当社のコンサルティングの重要な一部です。世の中に見守りのしくみがたくさんできれば、もっといい社会になると思っています。

 

 


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