第26話 ショールーム営業は新型コロナウィルスに勝てるか? 2020/3/24
巷では新型コロナウィルス感染拡大の影響で、いろいろなイベントが中止されたり、人が集まる施設の閉鎖が相次いでいます。それにより経済活動が停滞し、観光業や飲食業など多くの業界に大きな打撃を与えています。
株式市場では落ちるナイフが投資家を切り裂いていて、市場から撤退を余儀なくされた人も出てきているように思います。事実、ある投資家は、ウィルス感染の終息を睨んで今が買い場だと予測したのですが、その途端に大暴落が起き、定期的に配信していたコラムは最近更新されなくなりました。正直なところ、これほど感染が拡大するとは予想もしていませんでした。
ショールーム営業は、ショールームに顧客を呼び込み、五感で良さを体感してもらうことで売上・利益につなげていく・・・、といった手法なので、人が集まらなければ話になりません。ショールームに人を集める過程で営業力の強化を図るのですが、ショールームが閉鎖されたり人々が外出を控えるような今の現状では営業力強化以前の問題です。
何とも間の悪い話ですが、いずれ終息するでしょうから、そうなったらまた人は戻ってくるでしょう。なぜなら営業の基本はやはり人と人が接することであり、それにより信頼感が生まれ購買につながるからです。
ある俳優が、「試着するのが好きだから、服は通販ではなくて実店舗で選んで買う」ときっぱり言っています。やはり、見て、選んで、試して買うのは楽しいのです。
ただし、すべてが完全に元に戻るかどうかは疑問があります。これを契機に色々なしくみが変わってくることが予想されます。その変化に機敏に対応していくことが生き残る手段だと思います。色々な人が様々な予想をしたり議論をしたりしていますが、誰一人未来を予言できることはできません。我々ができることは、当たらない予想をする人の言うことを真に受けて右往左往するのではなく、冷静に現状を分析し、自分の信じた道を進むことだと思います。
「ピンチは克服できる」「苦しい時こそ笑顔で」
一番大切なことは諦めないことだと思いますが、皆さんどう思いますか?