第238話 ショールームの既成概念を取り払うべき理由



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「皆さん、ショールームはお持ちですか?」

「お持ちであればいくつお持ちですか?」

 これは当社がセミナーの最中に、参加者のお客様に問いかける質問です。質問に答えて、多い方だと5か所とか、少なければ1か所とか、持っていないという方もいます。

 しかしショールームを持っていないからショールーム営業ができないかというと、そうではありません。というか、実はあまり関係がありません。

 一般的に「持つ」というのは「所有」することを意味しますが、ショールーム営業では「借りる」とか「展示会を開催する」ことも「持つ」と表現します。

 要するに、ショールーム営業を行う上でショールームは必須ではあるが、所有していなくてもいいですよ、ということです。言い替えると、所有しない持ち方もアリ、ということです。

 ショールームを持っているというと、所有していることであり、しかも「ハコ」「モノ」のショールームを思い浮かべます。

 これはこれで正しいのですが、ショールームはそれだけではないのです。もっと違った形のショールームがあっていいはずです。ところが、どうしても「ハコ」「モノ」をイメージしてしまいます。

 セミナーではこの既成概念、固定概念を取り払うことをします。その理由は、既成概念、固定概念があると、セミナーの内容が参加者自身に浸透しないからです。そして会社が発展しないからです。

 なぜ会社が発展しないのか? 他の大多数と同じ物の見方、考え方をするのであれば、それはすでに先行者がいるわけで、その先行者の後追いをしても大して利益は残っていないということです。そうです、先行者利益はすでに支払われているのです。

 したがって、ショールームの既成概念を取り払って新しい枠組みを作るのです。ショールームのくくり方を変えるのです。これを「ショールームの概念を広げる」といいます。

「ショールームのくくり方を変えるだけで儲かるようになるのか?」と疑問に思うかもしれませんが、モノは考え方、見方次第でいかようにも変化します。

 新しい考え方、モノの見方をすれば、新しいビジネスのヒントになります。それをしないで「ショールームとはこう在るべきだ」などと固執しているから儲からないのです。

 もう一つ、ショールームは自社の都合で作ってはいけないということです。これは本当によくある間違いです。

 例えば、無人ショールームとかバーチャルショールームを作るとします。その理由をお聞きすると、たいていは固定費削減をしたいからとお答えになります。そうではないと強く反論する方もいますが、現実的にはそれが本音であり、核心を突かれたという表情をします。

 無人もバーチャルもいいでしょう。しかし固定費削減という理由が気に入りません。なぜかと言えば、それは自社都合であって、お客様の視点に立っていないからです。

 ビジネスとか商売は基本的にお客様がいて成立します。どんなにいい製品やサービスを提供していても、お客様がいなければ成立しません。当然の話なのですが、長い間ビジネスをしていると忘れがちになります。そうです、全ては自社都合で考えてしまうのです。

 これをセミナーでお話ししたところ、参加者の方は口を開けてポカンとしていました。そして大きくうなずかれました。目からうろこが落ちたという表情です。

 ショールームで儲けるためには、既成概念、固定概念を取り払い、新しいくくり方をすることです。そしてお客様の視点でショールームを持つことです。

 すでに世の中にある考え方、やり方では、それまでのビジネスの延長です。今のビジネスの延長で売り上げを大きく伸ばすことは不可能です。新しい発想も生まれませんし知恵も出ないからです。

 貴方はショールームをどのようにとらえていますか? あたらしい発想ができていますか? これはショールームで儲けるための第一歩です。

 


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