第339話 家づくり考 (その2) 安らぎを求めて



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 前回、家を作る目的についてお伺いしました。その目的は人それぞれでしょうが、根底には安らぎとか団らんを求めているのではないでしょうか。もちろん、雨風をしのぎ健康的に暮らすという目的は、当然ながらあります。

 縄文時代や弥生時代なら、そういった目的が主だったかもしれませんが、時代は現代です。現代人が家に求める要素は、やはり「自分の家がいいなあ」と思えるような家のはずです。

 旅行に行って、気疲れして帰ってきて「やっぱり、うちが一番」というようなセリフとは違います。普段から「自分の家が一番」と言えるような家を作るべきです。

 もしあなたが、心の安らぎや団らんを求めるのであれば、機能性を追求しすぎてはいけません。そこはスペックの世界であり、数値でしか表せない「データ」だからです。データに頼った家づくりでは、あなたが望む家はできません。

 もちろん、データによる安全・安心な家づくりは大切なことです。しかし、それを追求しすぎると、その分、住み心地は犠牲になるということです。

 では、スペックでは表せない安らぎとか団らんを求めるために、どのような家にするべきでしょうか?

 まずは日当たりです。日本には四季があります。夏至と冬至では、太陽が昇る位置と高さが異なります。夏至では、より東から日が昇り、太陽の位置は高くなります。冬至では、夏至よりもやや南寄りから日が昇り、太陽の位置は低くなります。

 夏は非常に暑いので、その日差しをどのように防ぐかが課題になります。特に西日がきつくなりますので、この場合は植栽で太陽を遮ります。木陰の気持ちよさは皆さん経験があるでしょう。それを利用します。しかし、それだけでは暑さを凌げませんので、その場合はエアコン等の冷房が必要です。

 一方、冬至はなるべく一日中、日が欲しくなります。したがって、家の建て方の角度が課題になります。

 普通は、道(敷地)に平行に建てますが、そのような建て方にはこだわりません。日の出から日の入りまで、効率的に日が当たるように建てるわけです。そうすると、道や敷地に対して斜めになることもあります。

 次に、隣家や通行人との関係です。隣家や通行人と視線が合わないようにします。視線が合わなければ、気兼ねなく過ごすことができます。前回、カーテンを閉めている家が多いとお話ししましたが、そうであれば、その家の空間だけが自分の世界になってしまいます。

 そうではなく、窓から見える空間も自分の空間にしてしまうことです。それによって「家自体は小さいが、とても広い家に住んでいる」という錯覚を起こすのです。このためには窓は大きくなければなりません。カーテンを閉めることもなくなります。

 最後に庭づくり(植栽)です。安らぐ家を建てるには、とても重要な要素です。日当たりのところで少し植栽に触れましたが、落葉樹と常緑樹をうまく組み合わせて、日当たりと木陰を作り出します。これにより、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。また、隣家や通行人との視線を遮るという役目もあります。

 そして、好きな樹木を植えるのもいいでしょう。鹿児島で体験した家は、シンボルツリーとしてレモンの木を植えていた方がいました。秋から冬にかけてレモンの実も収穫できますので、一石二鳥というわけです。

「うちは庭を作るような広い敷地じゃないよ」という方もいるかもしれません。しかし、ごくわずかな樹木であっても、効果的に植栽をするだけで安らぐ家に近づきます。

 日当たり、視線、庭造り。安らぐ家づくりには、どれも必要な要素です。家自体は小さくても、広々とした空間を感じ取れる家、他人の視線を気にせず、のびのびとした生活を送ることができる家、四季折々に風情を感じることができる家。これこそが「安らぎを覚える家」ではないでしょうか。

 これらはスペックとか、数値とか、機能性とかでは図ることができないものです。カタログやモデルハウスでは実感できません。実際にそこで暮らしている人の話を聞き、実際にその家でくつろいでみなければ分からないものです。

 もし、あなたが社長室から帰ってきて、家に安らぎを求めるならば、そのような家を検討するといいでしょう。住宅展示場へ行って、説明員の説明に一生懸命に耳を傾けない方がいいでしょう。そうではなく、実際に住んでいる人の家で体験するのが最も分かりやすい説明だと思います。

 モデルハウスや完成見学会と異なり、実際の意見が聞け、実際の住まいを体験できるのですから。

 


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