第302話 コンサルティングを依頼するかしないかの判断軸

●最新セミナー情報●
「たった2坪でもできる、儲かる商談型ショールーム戦略」セミナー 好評受付中です。
新しいセミナーのカタチ「オンデマンドセミナー」は、いつでもどこでも参加できて好評です。
詳しくはセミナー情報をご覧ください。
●書籍のご案内●
「商流をつくって半自動的に儲かり続ける 業種×業態別 ショールーム営業戦略」
「中小企業のための2坪からでもできる『商談型ショールーム』で爆発的に営業力を上げる法」
好評発売中です。詳しくは書籍のご案内をご覧ください。
「先生、コンサルティングを依頼するかしないか、正直なところ迷っています」
これは個別相談に伺ったときに、相談者の社長が発した言葉です。
この社長は、当社のセミナーにご参加いただき、コンサルティングにご興味を持っていただきました。そして個別相談にお呼びいただきました。
個別相談では、コンサルティングの概要、提供する価値、期間・料金などの条件をお話しします。また、お客様の願望、悩みなどをお聞きし、条件が合えばコンサルティング契約となります。
個別相談にお呼びいただくと、契約に至る確率はかなり高くなります。コンサルティングで何とか現状を打破しようと考えているところに、具体的な戦略をお話しするからです。そして、そのイメージをはっきりと掴めるようになるからです。
しかし、そうは言っても契約にならないケースもあります。費用対効果というか、本当にコンサルティングで成果が出るかどうか確信が持てないからです。
もちろん、成果が出るかどうか、どれくらい出るかはクライアント次第です。状況にもよりますし、やってみなければ分からないことが多いからです。
しかし、これまでの経験でいえば、成果が全くでないとか、完全な失敗とかいうことはなく、少なくとも何かしらの成果は出ています。
コンサルティングで成果を出すために最も大切なことは、自分を信じてコンサルティングのノウハウを実行に移すことです。コンサルティングでノウハウを身に付けても、実行しなければ「絵に描いた餅」です。どんなに簡単なことでも、実行しなければ「机上の空論」です。
この意味が分かっているクライアントの方はかなり少数派なのですが、それを理解してもらい、実際に行動してもらうことがコンサルタントの役目だとも言えます。
さて、前出の社長は、コンサルティングを依頼するかしないか迷っています。なぜ迷っているのか? やはり費用対効果だと考えられます。また、うまくすればコンサルティングを受けなくても、自社だけでショールームを作って儲けられないかと考えています。はっきりとそうだとは言いませんが、言葉の端々にそんな雰囲気が漂っています。
そのような揺れる気持ちが見え透いていましたので、はっきり申し上げました。
「社長、コンサルティングを依頼するかしないかではありませんよ」
「そうではなく、社長の夢を実現したいか、諦めるかですよ」
「夢を実現したいなら、コンサルティングを依頼したほうがいいですよ」
「夢を実現しなくてもいいなら、コンサルティングを依頼しない方がいいですよ」
もちろん、きつい言葉だというのは分かっています。しかし、あいまいな言い回しで社長を迷わせてはいけないという気持ちから、このような言葉になりました。
コンサルティングは、あいまいではいけません。クライアントはどうすれば良いか分からないし、選択肢が複数あって迷っているからです。そんな社長に、迷うような言い回しや、あいまいなアドバイスでは増々迷ってしまうからです。
そもそもビジネスのやり方に正解はありません。成功したやり方が正解なのです。したがって、社長がやりたいこと、やりたいやり方を応援するのがコンサルタントの仕事だと言えます。社長のやりたいこと、やりたいやり方でやった方が、納得感があるからです。その方が成功する確率が高いからです。
社長が、ショールームを作って、今よりももっと儲けたいと思っているなら、コンサルティングを依頼したほうがいいということです。というより、そうしなければ夢を実現することは、まず不可能です。
クライアントはショールームを作るノウハウも、活用するノウハウも知りません。仮に知っていたとしても、それを実行することができないからです。コンサルタント抜きでは、日々の仕事に追われてノウハウを実行することができないのです。これは経験則から、すでに分かっていることです。
当社にコンサルティングを依頼するかしないかではなく、社長自身の夢を本当に実現しようとしているのか、そうではないのかで選択するのが正解です。
当社は、社長の夢を実現するためのお手伝いをしています。