第264話 ビジネスのくくり方を変えると、新しいアイデアが生まれる



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「先生、我々は、まず何をすればいいでしょう?」

 これは当社のセミナーにご参加された会社の、社長と幹部の方の質問です。セミナーの講義を聞き終わって、質疑の時間にお二人は、こんな質問をされました。

 セミナーでは「古い既成概念を取り払ってください」とか「ゼロベースで考えてください」などと申し上げています。それは新しいレールを敷くのに邪魔になるからです。

 そもそも今のビジネスの延長で考えていたら、誰かの後追いをするわけで、すでに先行者利益は支払われている状態です。同じレールの上でいくら速く走ろうとしても、先行する列車がわきのレールによけてくれなければ、前を行く列車を追い越すことはできません。そうであれば、自分自身で新しいレールを敷く以外にありません。

 そうは言っても、新しいレールを自分で敷くような智恵も、勇気も覚悟もないという方もいるでしょう。

 確かにそうです。これまで、まあまあうまく行っているにもかかわらず、今のビジネスを否定して新しいビジネスを始めるなんてリスクが大きすぎる、とでも言いたいでしょうか?

 今のビジネスを否定する必要はありません。今のビジネスでまあまあ儲かっているなら、大きく変える必要はありません。ただ先ほどご説明した通り、先行者利益は支払われている状態なので、大儲けすることはできません。

 今のビジネスを刷新する知恵も勇気も覚悟もない。しかも無理に新しいレールを敷く必要もないしリスクが大きすぎる。このようにお考えの経営者の方は、ビジネスのくくり方を変えるといいでしょう。

 先日ラーメン屋さんで、このような看板を見つけました。

「当社はお客様にラーメンを提供することで、お客様を笑顔にする、幸せにする、豊かにする商売をしています」

 このラーメン屋さんは、ラーメン提供ビジネスを展開しているのではなく、お客様の笑顔、幸せ、豊かさ創造ビジネスを展開していると考えられます。

「なあ~んだ、そうは言っても、ただのラーメン屋じゃないか」と言われる方もいるでしょう。そのような方は古い既成概念にとらわれている方です。ラーメン店のくくりを外せない方です。

 人の行動は、その人の思考に支配されています。例えば、おいしいものが食べたいと思うから、少し高くてもおいしそうな食材を買って料理したり、おいしいレストランに行って食事したりするわけです。ということは、人の行動を変えるには、その人の思考を変えればいい事になります。

 先ほどのラーメン屋さんを、ただのラーメン提供ビジネスと考えるのではなく、お客様の笑顔創造企業だと考えれば、新しいアイデアが生まれてくるということです。

 ラーメン屋だから、安くておいしいラーメンを提供すればいいかというと、そうではありません。一杯のラーメンで、お客様を笑顔にするためには何が必要なのか? ラーメンがおいしいだけでお客様は笑顔になれるのか?を考えてみてください。

 ラーメンはまあまあおいしいけど店員の態度が悪く、笑顔になるどころか気分が悪くなったという経験をしたことはありませんか? ラーメンに限らず、どんな料理でもそうですし、料理だけでなく、どんな商売でもそうです。

 新しいレールを敷く、ビジネスのくくり方を変える。どちらにしても、古い既成概念を持っていると、それが邪魔をしてうまくいきません。

 ショールームもそうです。

「ショールームと言ったら、どんなものを思い浮かべますか?」とお聞きすると、たいていの方は水回りとか、車のショールームを思い浮かべます。それはそれで間違いではありませんが、古い既成概念にとらわれていると言わざるを得ません。

 そうではなく、ショールームを新しく括ってみると、これまでと違った活用の仕方が見えてきます。ショールーム活用の新しいアイデアが生まれてきます。

 新しくレールを敷くにも、ビジネスを新しい括り方でとらえるにしても、現状を変えていく知恵、勇気と覚悟が必要です。そうでなければ売上・利益を2倍3倍と伸ばしていくことはできません。

 あなたは「今」を変える知恵、勇気と覚悟をお持ちですか?

 


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