第219話 弊社の業種は「ショールーム革新業」です
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展示会に入場しようとすると必ず受付しなければなりません。受付用紙に社名、氏名、住所など情報を書き込む欄があります。東京ビッグサイトのような大規模展示ではネットで事前登録して、入場の際には会場入り口で、登録時に発行されたQRコードを読み取り機にかざすだけという入場方法を採用しています。非常に合理的です。
登録のための記載事項には必ず業種の欄があります。製造業、卸売業、小売業、建設業、サービス業、その他、などなど。他にも、例えば建設関係の展示会では、ゼネコン、工務店、水道工事店、ガス工事、電気工事、設計事務所などなど、細かく分けられることもあります。
生産設備をお持ちの会社なら一般的に製造業としてもいいのですが、当社のように「ショールーム営業」というノウハウを販売している会社は、さて、記入欄のどこにチェックを入れようかと迷うことしきりです。
「それほど深く考えなくてもいいじゃない」というような声もありますが、何となくこだわりたい部分があって、それで毎回悩むことになります。
東京ビッグサイトで開催されている、ある展示会に行った時のことです。この時は事前登録せずに入場しようとしたため、会場入り口の受付で記入用紙の提出を求められました。そこで冒頭の業種です。
「サービス業」にチェックしてしまえば簡単なのですが、やはり「なんとなく違うなあ~」と感じていたため、チェックなしで受付に提出しました。
すると「すみません、業種は何ですか?」ときました。困ったなあと思いながらも「この欄にはないんです!」。
受付担当者の反応は「え~!」。それはそうですよね。チェック欄には「その他」もあるのですから。
細かいことにこだわりすぎかもしれませんが、当社とすれば、そんな大雑把なくくり方でくくられたくないという思いがあって、チェックを入れなかったというのが本音です。
当社はコンサルタントですので、一般的にサービス業とかコンサルタント業と言えますが、本質的にはそうではないと思っています。何業かと言えば「ショールーム革新業」です。
これまでのショールームの概念を革新して、皆さんに、もっと儲かるショールームを作っていただきたいと考えています。これはショールームの姿かたちのことではありません。ショールームの活用の仕方を言っています。
そうです、これまではショールームをあこがれや妄想で作っていたことを意味します。また経営者の趣味や道楽の道具として作っていたのです。
このようにして作ったショールームを、社員に「活用せよ」と言っても無理な話です。社長のあこがれ、妄想、趣味、道楽で作ったものを、社員が一生懸命活用するなんてことはありません。それこそ妄想です。
加えてショールームを革新するということは、単にショールームを活用して売上を上げればいいかというと、そうではありません。ビジネスのフェーズを上げながら売り上げを上げるのです。
ビジネスのフェーズを上げるとは、ショールーム営業を通して会社全体がシステマチックに事業を行うことで、効率よく売上・利益を上げていくしくみのことです。
社員にノルマを課し、ハッパをかけ、尻を叩くような営業活動では、仮に売り上げが上がったとしても、それはフェーズが上がったとは言えません。ただ単に売り上げが膨張しただけのことです。
当社は、ただ単に、ショールームを活用して売上を上げましょうと言っているわけではありません。そこにはビジネスのフェーズの上昇が伴っていることが重要です。
当社の言う「ショールーム革新業」とは、ショールームの活用方法をアドバイスするだけではなく、ショールーム営業を実施していく中で、システムが構築できる、しくみが出来上がる、そして人が育つことを目的にしている、そういう業種です。