第155話 コンサルタントと占い師の共通点
コンサルタントと占い師には、ある共通点があります。なんだと思いますか? それは「怪しい」ということです。世間では、コンサルタントと占い師ほど怪しい職業はないと言われています。なぜそう言われるのか?
「あてにならない」「やっていることがよく分からない」「実体がない」「当たるも八卦当たらぬも八卦」。こんな理由だと思います。
占い以外に使うのは不謹慎ですが、「当たるも八卦当たらぬも八卦」であれば、経済アナリストも怪しい職業だと言えます。彼らは予想しても、あたるも外れるも50%ですし、外れても責任は一切取らないからです。
それはさておき、怪しいと言われるのは、何をやっているのか、何を根拠にしているのかよく分からないから、というのがその理由だと思います。
それでも占い師の場合は、水晶玉(に似せたガラス玉)を持ち出して、そこに潜在的な意識を映し出します(目に見えているとは限りません)。またトランプとか、サイコロとか、筮竹とか、そんなものを使って占いますので、見た目には何もなし、手ぶらということはありません。
グチ聞き屋という、他人の愚痴をきいてお金を得る商売があります。10分とか20分とか、愚痴を聞いていくらという商売です。この商売も何も道具は使いませんし、かなり怪しいと言えます。
しかし愚痴を聞くというサービス内容と、10分いくらという料金設定は明確です。顧客は10分だけ、旦那や姑のことをグチってお金を払えばそれで終わりです。実に分かりやすい商売です。
ところがコンサルタントの場合、本当に何もありません。知識やノウハウを売ると言っても、それはコンサルタントの頭の中にあるものであって、顧客には見えません。
「何か困りごとはありませんか? なんでもご相談ください」と言って、クライアントを獲得しようとするコンサルタントがいます。占い師やグチ聞き屋より、かなり程度が低いです。
以前「茶坊主コンサルタント」と呼ばれるコンサルタントがいました。茶坊主というのは、昔の武家社会で茶の湯や給仕の接待をする役目の人で、坊主のように頭を剃髪していたためこのように呼ばれていました。また殿様の威を借りて威張っている人が多かったようです。
このコンサルタントは、雇われた経営者の後を金魚のフンのように追いかけ、経営者の威を借りて威張っていました。それで茶坊主コンサルタントと呼ばれていたのです。
このコンサルタントは経営者の話し相手になり、愚痴を聞き、不安をあおって契約を伸ばし続けました。経営者にとってはそれでよかったのかもしれませんが、会社にとっては何も残りませんでした。そういう意味では、占い師やグチ聞き屋よりも怪しかったと言えます。
ダイナミックコンサルタントと呼ばれるコンサルタントがいます。クライアントにとって非常に分かりやすいコンサルティングを提供しています。コンサルティングの内容やその期間、料金など明確になっていますし、茶坊主コンサルタントのようにダラダラと契約を伸ばすことは一切ありません。クライアントが続けてコンサルティングを希望する場合は、フォロー契約をします。
しかもコンサルティングの内容を1冊のブックにまとめてありますので、事前にコンサルティングの内容が一目瞭然です。いわゆる「コンサルティングの見える化」です。そこで自社にマッチするかどうか判断できます。したがって、クライアント側のリスクはかなり小さいです。
そして、ダイナミックコンサルタントは、コンサルタントとして最も重要な仕事である、「儲かるしくみ」をお客様の会社に導入します。儲かるしくみを導入するには難渋を伴いますが、いったん導入されればメンテナンスは必要ですが、長期間にわたり使うことができます。
このようにダイナミックコンサルタントの出現により、コンサルタントは怪しい、役に立たないといったイメージはかなり改善されました。
ダイナミックコンサルタントは独自の尖ったコンテンツを持っています。しかも専門性が非常に高いです。ダイナミックコンサルタントを上手に使うことで、あなたの会社はますます発展します。
当社もその一員として、皆さんの会社に貢献できることを願っています。